概要
一部の機能は、地域やAppleデバイスによっては使用できない場合があります。Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください: https://support.apple.com/ja-jp/HT201222
アップデート内容
iOS 15.4では、iPhone 12以降を対象に、マスクを着用したままFace IDでロックを解除できる機能が追加されます。このアップデートには、新しい絵文字のほか、SharePlayのセッションを対応Appから直接開始できるオプションが追加され、iPhone用のその他の機能およびバグ修正も含まれます。
Face ID
Face ID
- iPhone 12以降で、マスクを着用したままFace IDを使用できるオプション
- Apple Pay、およびSafariとApp内のパスワード自動入力で、マスクを着用したままFace IDを使用可能
- 絵文字キーボードで、顔の表情、手のジェスチャー、調度品などの新しい絵文字を使用可能
- 握手の絵文字で、それぞれの手に別々のスキントーンを選択可能
FaceTime
- SharePlayのセッションを対応Appから直接開始可能
Siri
- iPhone XS、iPhone XR、iPhone 11以降では、オフラインの間もSiriが日付と時刻の情報を応答可能
ワクチン接種カード
- “ヘルスケア”がEUデジタルCOVID証明書に対応し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチン接種、検査結果、および回復状況の検証可能な記録をダウンロードして保存可能
- Appleウォレットの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチン接種カードがEUデジタルCOVID証明書の書式に対応
このリリースにはiPhone用の以下の機能向上も含まれます:
- SafariのWebページ翻訳機能がイタリア語と中国語(繁体字)に対応
- Podcast Appにエピソードフィルタが追加され、シーズンや再生済み、未再生、保存済み、またはダウンロード済みのエピソードを絞り込み可能
- iCloudのカスタムメールドメインを“設定”から管理可能
- “ショートカット”が“リマインダー”とのタグの追加/削除/検索に対応
- “緊急SOS”の設定をすべてのユーザを対象に“長押しして通報”を使用するように変更。“5回押して通報”は“緊急SOS”の設定のオプションとして今後も利用可能
- “拡大鏡”のクローズアップ機能で、iPhone 13 ProとiPhone 13 Pro Maxの超広角カメラを使用して小さなものを見やすくすることが可能
- “設定”で保存済みのパスワードに自分用のメモを追加可能
このリリースにはiPhone用のバグ修正も含まれます:
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- キーボードで入力した数字の間にピリオドが挿入される場合がある問題
- 写真とビデオがiCloud写真ライブラリに同期されない場合がある問題
- “ブック” App内で“画面の読み上げ”のアクセシビリティ機能が予期せず終了する場合がある問題
- コントロールセンターでライブリスニングをオフに切り替えてもオフにならないことがある問題
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まとめ
iPhone 13 miniでのアップデートではiOS 15.3.1からのファイルサイズは1.28GBであった。早速Face IDをiPhoneに再登録して試したみたがマスクの位置等特に意識しなくてもちゃんとスムーズに解除された。これは主に目の周りを重点的にスキャンを行うことで可能になったものと思われる。また、新たに37文字の絵文字が追加され新しい緊急SOS発信方法の機能追加、保存済みパスワードに任意のメモを残せるようになっている。
アップデート後、Face IDを再登録する画面が表示されるがiPhoneの指示通りに登録作業を行っていけば問題なく登録完了するはずだ。筆者は眼鏡をしているせいもあってか若干煩雑に思えた。なお登録する際はマスクを着用する必要はなく日常的に使用している眼鏡を複数種類登録することでよりスムーズにFace IDが利用できるようだ。近眼・老眼持ちなので2種類の眼鏡を登録したがいずれもスムーズにFace IDを解除できた。なお再登録の際に丸いスキャン画面に顔をぐるっと回して登録させる操作だが、以前よりスムーズにスキャンできた事を付け加えておく。
何はともあれもう3年目になるパンデミックや花粉症によるマスク生活を自分を含め律儀に続けている日本人にとってはFace IDを利用する際コンビニ等の支払いでマスクを下すかパスコードを入力する手間がなくなるわけで、iPhone 12以降を利用している人には重要な意味を持つアップデート言えるだろう。
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