ナ・リーグ ワイルドカード パドレス2勝で対ドジャースが確定
パドレスが2戦先勝のワイルドカードをホームスタジアムのサンディエゴ、ペトコ・パークで制し日本時間2024年10月6日日曜日からのナ・リーグの地区シリーズ(3戦先勝)「パドレス vs. ドジャース」戦が確定しました。
NHKによると20年前に完成したこのパーク、今日の試合が史上最高観客数(4万7647人)を記録したそうです。なんでも本当の満員観客数は4万2千人ちょいだそうで、そんなことは気にしないのがいかにもアメリカらしいですね。解説の武田さんによると日本は法律で観客数超過はできないそうです。
さて、ドジャース大谷さんには二つの戦いが待っているように思えます。一つはもちろん地区シリーズでの強敵パドレス戦。MLB最高平均打率をほこり9番打者までまんべんなく打てる強力な打撃陣。先発から中継ぎ、頻繁に160キロオーバーしてくるクローザーのスアレスまで隙が無いピッチャー陣。バランスがとてもよくてナ・リーグ西地区優勝がこのパドレスでも全然おかしくなかったレギュラーシーズンでした。
もう一つの戦い「ポストシーズン」
もう一つの戦いは大谷さんはポストシーズン初経験だという事。エンジェルス時代の6年間もシーズン中と多くの日は現地アメリカにいた訳ですから、その雰囲気や短期決戦の緊張感はテレビ画面や動画で観て「ヒリつきたい」と思っていたに違いありません。
ただ、大谷さんは既知の通り無双したレギュラーシーズンを162試合こなしてはきましたが、その「ポストシーズン」で実際に試合をするのは生まれて初めてなのです。バッターボックスに実際に立てばレギュラーシーズンの数倍の熱量を感じるのはないでしょうか。
ましてやホームのドジャースタジアム、観客はもう満員オーバー確定でレギュラーシーズンではわりとおとなしく観戦していた観客も総立ちで、打席に立つごとにドジャーブルーのタオルをぐるぐる回しながら奇声とも思える声が聞こえまくる試合が続きます。
あの大谷さんの事ですから、そんなプレッシャーをはねのける強靭な精神力やビルダーのような体とあの身のこなしで活躍するのでしょう。ただ、3割打者とは言え7割は三振や凡打、四球/死球に終わるのが野球。そして短期決戦です。地区シリーズは3戦先勝、ア・リーグ対ナ・リーグのMLB優勝決定戦は4戦先勝。162戦とはワケが違います。
筆者の予想は「両極端な成績」。大谷さんの事ですから試合相手投手の特徴やクセをビデオや記録を見て準備万端で迎える事になると思います。それでも最短2ケタに満たない試合数のポストシーズン。
レギュラーシーズンの好調そのままに打ちまくり走りまくりドジャース勝利に貢献できるのか、またはちょっとした不調で短期間ゆえにそのポテンシャルを出せずに終わるのか。筆者が考える事ではないのかもしれませんが、心配せずにいられません。ただ、初経験はなにも「ポストシーズン」だけではありません。MLBでの球団移籍も「初」。その初移籍のドジャースでホームラン王打点王の2冠やMLB史上初の「50/50」を叩き出しています。
それとめでたい話では2024年2月田中真美子さんとの結婚、2024年MLB開幕2日目に発覚した水原被告の件も全部人生「初」です。それでも結婚は大きな朗報ですが、長年連れ添ってきていた通訳水原さんの事で「悩まなかった」と、いう事は無いでしょう。
それでも大きな結果を出してきました。いくら体格に恵まれているとはいえNPB時代やエンジェルス時代最初の数年とは明らかに体格が違いますし、これは本人自らの努力の賜物としか言いようがありません。
こういうことを書いていると2009年を思い出してしまいます。ヤンキースがMLBワールドシリーズ制覇した年で松井秀喜さんが「ワールドシリーズMVP」に輝きシリーズ中大活躍でした。*ニコニコ動画【伝説】 BS版 松井秀喜 Wシリーズ MVP
ドジャースの各選手や大谷さんがその松井秀喜さんを彷彿させる戦いになるのか、または短期間ゆえの戦いになるのか分かりませんが、いつもの年以上に期待が膨らむMLBドジャースのポストシーズンになる事に間違いありません。
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