「ファイル名を指定して実行」 Win + R から msconfig を実行すると
「システム構成ユーティリティ」 が起動
"msconfig" と "regedit"
msconfig(システム構成ユーティリティ)は C:\Windows\System32\msconfig.exe が実体のシステム管理ツールです。主な利用用途は「サービス」や「スタートアップ」項目タブから Windows の不具合の切り分けではないでしょうか。取り敢えず msconfig のチェックを外したら2~3日様子見して PC の変化の動向を見て不安定要素が出ない事確認できたら regedit で個々のキー削除に移ります(後述します)。
左ペインの下から2番目と3番めがそれぞれの管理ツールです。
頻繁に利用する人はスタートメニューに置いておくと便利。
起動が遅い Windows を利用している場合、この msconfig のスタートアップから要らないものをチェックボックスから無効にすることが可能です。不要なスタートアップは msconfig 画面の 「製造元」 か 「コマンド」 からある程度予想がつきますが、判断が難しいモノは調べたり触らないでおくかにしておいた方が良いかもしれません。
一番上のスクリーンショットの例では 「QuickTime」 しかチェックボックスが外れていませんが、私の環境で十数個あったのを削除しておりスクリーンショット撮るのを忘れていました。
レジストリエディタからスタートアップを削除
ここからが本題ですが、この msconfig からその無効化した項目を削除することは不可能ですのでここではレジストリエディタを使うことにします。レジストリエディタは先程の 「ファイル名を指定して実行」 から regedit を実行することで起動できます。本体は C:\Windows\regedit.exe と言う Windows のシステム管理プログラムです。
1. レジストリエディタ起動直後 「ファイル名を指定して」 から regedit を実行
2. 以下のキーを開くHKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Shared Tools\MSConfig\startupreg
3. 不要な項目(フォルダアイコン)を選択して右クリックから削除を実行
その後レジストリエディタを閉じて終了です。心配であればそのキーを選択した状態でレジストリエディタのメニューから 「ファイル」 → 「エクスポート」 しておきます。
今回の例で言うと QuickTime を削除しましたが、本当は iTunes との連携があるので無効・削除することは必ずしもおすすめしません。またこのソフトはアップデートをインストールすると復活しますのでほとんど意味がありませんが、知らないうちに入ってしまった故意ではないプログラムや明示的に削除するには有効です。
最後に
SSD が普及しているこの状況(OS の起動が速い)ではこういう古来のチューンナップはほとんど意味をなさなくなってきています。となるとメリットは2点。悪意のあるスタートアップや OS 起動時実行したくないものを根本から無効化できる点と Widnows のスタートメニューにあるスタートアップフォルダから消せないものが削除できる点です。もうひとつ言えば 「精神安定剤」 効果。部屋の掃除もそうですが PC もクリーンな状態を保てることは気持ちいいものです。
・ 試行環境:Windows 7 Professional 64bit SP1
・ 管理者権限(Administrator)で実行
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