SOUL S-LIVE30、安価で重低音が満喫できるらしいという事と現時点でほとんど他にレビューが上がっていないので気が付いたことを少し書いてみる。
“フルスイング”の重低音を驚きプライスで!SOULの完全ワイヤレス入門機「S-LIVE 30」「S-MICRO 10」徹底レビュー (2023/03/27) https://t.co/NEjyd7w0R7
— 🪫masayaKMJ (@masayaKMJ) March 27, 2023
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小さいが故の携帯性
2枚目の写真のようにケースが異常に小さい。軽いので持ち歩きは楽だと思うが新チップのおかげでイヤホン本体のみでも約8時間(音量50%)のバッテリー持続(比較のPowerbeats Proは約9時間)が見込めるという事なのでそうそう本体から充電が必須になる事は少ないかもしれない。イヤホンのみの重さも4gという事でかなり軽く感じる。SOUL S-LIVE30の音質傾向(Powerbeats Proとの比較)
音圧が高く迫力を感じ音量が取れる。低音を満喫したいドンシャリ好きユーザーには好まれるかもしれない。数万円高いPowerbeats Proより音良いんじゃないかとも初めは感じたが、すぐさまPowerbeats Proで同じ曲を同環境で聴き比べたらうーん、流石は価格分の相違を感じた。Powerbeats Proの方が音が上品と言うか音圧は低めだが高音域が綺麗で籠(こも)りが少なく明瞭感がある。とは言えBluetoothなので有線と比べてはいけない。そこには大きな壁がいまだに存在する。Bluetooth LEが普及すればだいぶ違うのかもしれないが筆者は疑問視している。ただ先述の通り音圧と迫力はアドバンテージなので価格(現在3,800円前後)を考えれば普段使いで長時間のバッテリーライフと高音域は少し弱いが低音域増大系が好きな人には気軽に試せる価格帯の商品だと思う。
操作性とデザイン・質感
いわゆる従来からの中華製品に似たものがある。本当にアメリカのメーカーなのかと少し疑ったくらいだ。「Power On」とかのアナウンスは所謂それだし操作性も左右のイヤホンで指示系統に相違があり、Powerbeats Proのように左右イヤホンとも同じ指示になっているものとは分かり易さにかなりの開きがある。Apple純正の素晴らしい操作性と比較してはいけないがペアリングが楽なだけでも廉価な中華製品よりは良いのかもしれない。慣れの問題かもしれないがタッチ操作の場所がうどんの棒部分なのでとっさに指がその部分にヒットしない事がある。左イヤホンタッチ1回ずつで+(プラス)2回でー(マイナス)なので音量操作が少し分かり難い。
質感はイヤホン・ケースとも価格相応でプラスチック感が否めない。充電はType C to Aのケーブルで満タンまで約1.5時間。付属のケーブルは10センチもないほど短い。充電中はケースの側面ランプが点滅、満充電で点灯に変わる。電源のオン・オフはケースからイヤホンを取り出したり入れたりする分には自動で問題ないが、例えばタッチ操作で約4秒押したままにしてオフにしケースに入れないでちょっと耳から外して再度着用しようとすると両イヤホンを電源オンにするのに両イヤホンともタッチ操作する必要がある。廉価盤にしてもこの辺は片方で済ませて欲しいところだと感じた。←※違うかも。検証中。
SOUL S-LIVE30 タッチ操作方法
総 評
価格からすれば悪くない。米国製(設計デザイン)が全ていいとは言わないが創業10年のアメリカのメーカーで低音を廉価でがんばる姿勢は有りそうで無いプロダクトだと思う。同メーカーで多種類の製品も出ているし気軽に色々な製品を試せる。強い低音を求めている、ポータブルアンプは使いたくない、そこまでお金をかけたくない、完全ワイヤレスじゃなきゃ嫌だ、嵩張るケースは嫌だ、と言ったユーザには突き刺さるイヤホンだと思う。書き忘れたがBluetoothの接続性は高い方だと思う。雑多な街、7メートル離れ遮蔽された風呂場・トイレに移動しても一切途切れることは無かった。Apple純正製品と変わらない。