「OneNote for iPhone」と「OneNote for Mac」に複数の新機能 - CNET Japan
iPhone と同期してみた
PC Watch (2014/3/18) の記事を受けて今まで有償でも人気だった OneNote 2013 を Windows7 64bit 版にインストールして iPhone 5s との連携を試してみました。私は OneNote を使用するのは完全に初めてですが、結論から言うとかなり満足できるものでした。これなら使い方によっては Evernote の代わりになりえるかもしれません。
同期に関してはデスクトップ版 OneNote 2013 ⇔ iPhone OneNote アプリ双方でほぼリアルタイム*1で問題なく同期されました。競合は Evernote あたりでしょうか。確か OneNote の有償時は単体で購入すると1万円以上していたはず。
*1…私の環境では双方ソフトを起ちあげた状態で同期を確認できた時間は約15秒後。環境はデスクトップ OneNote 2013→フレッツ光有線 / OneNote for iPhone→Wi-Fi)
無償化の時代背景
Windows 8.1 Update (既存の Win 8 ユーザーに対して) と Windows Phone 8.1 を無償化させてきた事も踏まえると Microsoft もうかうかしていられない状況なのでしょう。..かなり大胆な方策とも思えるが、PCとして使われている分野(主にディスプレイサイズ10型以上)からの収益には影響しない一方、新規開拓の必要がある分野……すなわち、純粋なタブレット端末やスマートフォン市場へのWindowsの浸透力を高める効果は得られるだろう。.. [本田雅一氏 ITmedia 2014/4/3]
リンク追加:[海上忍 マイナビニュース - なぜMicrosoftはWindowsを一部無償化したのか 2014/4/5]
初めての OneNote 2013 と OneDrive の使い方
取り敢えずデスクトップへのローカルインストールとクラウド同期、iPhone アプリとの同期は確認できたのでやり方を下記に書き留めておきます。(1) OneNote 2013 を http://www.onenote.com/ からインストール。右下に 「バックグランドで Office をインストールしています」 と表示されますがもう使える状態のようです。
(2) これが最初の起動画面です。「クイックノート」 タブの+プラスボタンをクリックして何か書いてみたいと思います。
(3) ノート名を 「今日からよろしく\(^o^)/」 と書いて..
● 真ん中の 「OneNote に送る」 はブラウザ(Internet Explorer)でテキストを選択し右クリックから 「Send to OneNote」 を選択するとそのテキストがそのまま OneNote に送信できます。Web 画面上で右クリックから送るとそのページ全体が OneNote に転送されます。
● 一番右の 「新しいクイックノート」 をクリックすると、小さいウィンドウが表示され何か書き込むと OneNote の 「クイックノート」 に転送されます。保存とか何も操作は必要なくそのウィンドウを閉じると自動的に記録されます。
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ここからクラウドサービス "OneDrive" の操作方法を少し
(6) OneDrive のローカルフォルダは常駐しているタスクトレイから参照できますがスタートメニューからでも同じ操作ができます。
(7) 失念しましたが、どこかのタイミングで OneDrive(旧 SkyDrive)のインストールを促されます。
(8) 同期させたいので既存の Microsoft アカウントとパスワードでサインイン。アカウントを持っていな方はこちらから > Microsoft アカウント
(9) 私は既定の設定で..
(10) OneDrive も初めて入れるのでそのまま 「次へ」 ボタンをクリック。
(11) 右下の 「完了」 ボタンで完了です。
"OneNote" の話に戻ります
(14) これがその該当ページ。インストールしているローカルの OneNote 2013 とほとんど変わりない操作が可能です。メニューの 「ファイル」 「挿入」 「表示」 もちゃんとプルダウンメニューが出ます。流石にちゃんと作ってありますね。
(15) ローカルの OneNote で書いたものが素早く同期されています。
(16) タスクトレイアイコンの OneDrive をクリック後、ローカルの OneNote に送信する画面から 「画面の領域」 で切り取ったスクリーンショットを送ってみます。
(17) 試しにデスクトップのガジェットを送ってみたんですが、画面の取り込み日時とともに送り先のノートにちゃんと貼り付けられています。
(20) この項目は OneNote 2013 ホーム画面一番上部の5つのアイコンの一番右の 「クイックアクセスツールバー」 をクリックした時に出るプルダウンメニューです。印刷等はここからできるみたいです。
(21) 先ほどの(18)のオプション画面です。このソフトの総合設定画面ですね。かなり詳細に分かれているので余程のことがない限り私はデフォルト値で使いたいと思います。
以上、スクリーンショットと簡単な説明でした。
iPhone との連携方法は基本的に前途のようにリアルタイム同期ですが、不安であれば下図のように右上赤枠のボタンをタップして 「今すぐ同期」 選択すればいいようです。
※その他 iPhone 使用時イメージ
総評
OneNote 2013 はとても多機能・高性能・高機能なプログラム(良くも悪くも Excel/Word ライク)なので使いこなすのに時間が掛かるかもしれませんが、初めてインストールしたのにちょっとさわっただけでクラウドと iPhone ともに同期ができたので様々なケースで活躍してくれるソフトではないかと思いました。でもこれは Evernote も同様です。[クラウド容量比較]
- Evernote 無料版:毎月 60MB までアップロード可能、保存容量は無制限(下段に比較表)
- OneDrive 無料版:初期容量は 7GB(アップグレードオプション)
ローカルで作業する分には関係ない話ですがクラウド同期を考えるとどちらも微妙なラインですね。操作性やインターフェイスも全然違いますし。どっちがいいんでしょう.. しばらく並行利用で試してみたいと思います。今更 Evernote から移行するのも面倒な話ですが OneNote の高性能さを考慮すると移行したほうが今後何かとはかどる可能性もあります。
Evernote、OneDrive 両方とも無償版で考えるとして Evernote を3年間なら 毎月上限の 60 MB × 36ヶ月 = 約 2.16GB。しかし無制限なところが味噌でしょうか。便利すぎらしくプレミアム会員になられる方もまわりに多く見られます。私自身は Evernote をあまり使ってこなかったので未だにどういう便利な使い方があるのかよく把握していません。
OneDrive は 7GB 上限ですが 3GB カメラロールのボーナスを簡単に増やせるようです。スマートフォンの OneDrive アプリ(OneDrive (旧 SkyDrive) - Microsoft Corporation)をインストールしてサインイン後、カメラロールへのアクセスを許可するだけです。iPhone で試したところ今回は瞬時に 10GB になりました。ただ、該当ヘルプページを見ると Android 機等でボーナスがもらえないパターンもあるようです。
● OneDrive の 「容量管理」 ページ
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OneNote 2013 は商用利用や企業への導入は有償との事ですので個人利用に留めておかなければならないようです。> PC Watch の記事 > Microsoft サービス規約詳細
2014.04.11追記
ダウンロード
・ Microsoft OneNote 2013
・ Microsoft アカウント
・ Microsoft OneDrive
・ OneNote for iPhone
・ OneNote for Android
・ Microsoft Office Mobile for iPhone
・ Microsoft Office Mobile for Android
大変役に立つ記事をありがとうございます!
返信削除どういたしまして!
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