2014年5月4日日曜日

Disco と風営法


未届けのクラブが相次いで摘発されたり封じ込められている。法律に反しているのだから当たり前の話だ。だが、近年いわゆる「風営法」の見直しが実しやかにささやき始められている。1948年の法律が現在の中学生にダンス必修科目の時代、古すぎるのではないかと。

みんなしていう言い訳はこうだ。

「痴漢行為、売春の温床」
「違法ドラッグが蔓延する」
「近隣施設への騒音」
「年少者の喫煙、飲酒」

などなど。

だが私に言わせればこうだ。

「やりたい奴にはやらせておけ。踊りたいだけの奴もいるんだし、悪い奴らはどの道一回は落ちる」

自分がディスコ通いしていたのは高2以降だから17~25歳くらい。たばこを吸い始めたのはディスコのせいではないし幼いせいもあってクスリの事など頭に無かった。当時店で酒を飲もうとも思わなかったし防音対策されている所がほとんどだった。

中学生の頃から洋楽が好きになり、それらの曲が聴き慣れない Extended された 12inch 版のアナログレコードで極大なスピーカーからキラキラと流れるのだ。それはもう当時体が震えていた。みんなと同じ曲を共有するこの感覚。非日常性。

毎週週末になると内心気分が高揚していた。「今週も行くぞ」 「踊りまくるんだ」と。

ラッキーな事に周りのみんなもディスコにハマっていたようでほぼ毎週行くことができた。

ほとんどの店では「男性のみお断り。女性同伴者のみ」。自分たちはほぼ男性のみで行くことが多かったのでディスコに行くエレベーターでで女性に「一緒に入って貰えませんか?」と声をかけたり。

何をするにもエキサイティングなのだ。この行事があったせいで日々の鬱憤をウサを晴らせるだけでなく精神的な安定と、一晩中踊って汗を掻くことの気持ち良さ。この感覚を知らない今の人達はかわいそうだ。

まあ、中高生がディスコ通いするのはどうかとも思うが18歳以上なら構わないのではとも思う。酒を飲める歳ではないが、結局飲む奴は飲むし飲まない奴は飲まない。

1970年代後半~1980年代のディスコの音楽シーンをご存知だろうか。それは名曲揃いで今で言うなら AKB48 の「恋するフォーチュンクッキー」みたいな良曲の洋楽が目白押しだったのだ。これで「踊るな」と言われる方が無理だ。YouTube を見てみるといい。「恋チュン」でどれだけの人達が真似しているのかを。

授業で踊るのもいいが非日常的にな感覚で踊ることの必要性。特に会社勤めでストレスを貯めこんでいる人達や年々増加の一途をたどっている「うつ」を抱えている人にもこの感覚は必要ではないのか。

何事にもリスクは有る。前述した様々な問題があるのは確かだが、この「踊る」と言う娯楽が封じ込められているこの現実は悲しい。「百害あって一利なし」という言葉があるが、私に言わせれば「害は確かにあるかもしれないけれど利の方が大きい」と。

踊ることを禁止されている風営法から「ダンス」の規制項目は外すべきだ。

Let’s DANCE署名推進委員会について | Let's DANCE
日本でのダンスはご遠慮ください - Time Out Tokyo (タイムアウト東京)
【風営法】ダンス規制で坂本龍一さんら署名活動 摘発急増のクラブを守って
”クラブは犯罪の温床?” 風営法違反の「客がダンスする店」摘発続々…「日本を踊れる国にすべき」と坂本龍一らが15万人署名 : watch@2ちゃんねる

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